松本市のバレリーナのための洋裁工房アトリエアンドゥ オーナーの安藤みのりです。
はじめましての方はこちら(オーナーの思い)からお読みください。
むすめのために、今できることを
私が初めて仕立てたバレエ用品は、長女のウォームアップ用オールインワンでした。
専用の型紙があったわけではありませんが、長女がバレエ雑誌を持ってきてページを開き、「これを仕立ててほしい」とリクエストしてくれたことと、普通のニット素材の服地で仕立てられそうなこと、手持ちの型紙に少し手を加えれば仕立てられそうだったことから挑戦してみました。
もちろん余裕でできたわけではなく、型紙の段階で生地の縦横に悩んだり、仕立て途中で身頃とボトムスのバランスに悩んだりもしました。
それでも、ちょっと頑張ればできると思えたのです。
早く仕立てたい思いと葛藤、誰も洋裁に挫折してほしくない
作りたいものは沢山あります。バレリーナのための洋裁を始めようと思ったきっかけの、むすめのためのバレエショーツもまだ仕立てられていません。
ですが自分の技術や知識の範疇を超えて、いきなり難しいものに挑戦することは初心者がいきなりトウシューズを履くようなもの。
おそらく途中で行き詰まり、生地や時間や様々なものをたくさん無駄にしたでしょう。
洋裁教室のレッスンも同じで、一人ひとり生徒さんにとって簡単すぎず難しすぎず、ちょっと難しいけれど頑張ってやってみようと思えるものに挑戦し、少しずつ難易度をあげてレベルアップを目指していただきたい。
これは私の師匠、洋裁教室RaspberryGirl🄬の田川恵理子さんの教えから学んだことです。
洋裁をはじめたものの挫折されるかたがたくさんいらっしゃいます。洋裁の本や、型紙の仕様書のほとんどが初心者向けではないのです。
バレエのレッスンと同じように日々一歩一歩、コツコツと。私もずっと学び続けます。
アトリエアンドゥの洋裁教室にお越しくださる方にも、コツコツと楽しく上達していっていただければと思っております。