松本市のバレリーナのための洋裁工房アトリエアンドゥ
オーナーの安藤みのりです。
9月のOPENを目指してこの1年、師匠にご指導いただきながら突っ走ってきましたが、無理をしすぎてしまったのか体調を崩してしまい、延期することになってしまいました。
応援してくださっている方々、楽しみに待っていてくださっていた方々には本当に申し訳ありません。
だんだん体が動かなくなり、作業ができなくなってしまい、はじめは不安で不安で仕方がなかったのですが、処方薬が良く効いているからなのか、今のところ心は元気を取り戻しています。
一度立ち止まろう、治すことに専念しよう、そう決めてからは、何が原因で動けなくなったのか、何ができていなかったのか、どうすればよかったのかなど、ひたすら考えました。
原因と対策、思いと仕組化
まず、自分の体力の限界がわかっていませんでした。
仕事も家事育児も計画的な行動ができていませんでした。
ただただ全てをがむしゃらに全力でやっている状況でした。
そこで療養中の今のうちに、復帰・開業したらもう、またこのようなことにならないようどうすればよいかを考えました。
まずは曜日毎、1週間分の行動計画表を子ども3人と自分の分、夏休み用と夏休み明け用の2種類作りました。(夏休み用はあくまで夏休みが終わる頃までにはこうなってるといいなという理想型です。夏休み明け用は、まずは十分に余裕を持ったスケジュールにしました。)
もっとあらゆることが時短になるように家事の見直しと、夏休みを利用して子どもたちに負担のない範囲で役割分担を決め、風呂掃除や洗濯畳み、玄関清掃などを仕込みました。
“ショールーム化”・”丁寧に暮らす家”をスローガンに、子どもたちに指示をし、毎日どんどん家を片付けて、掃除しやすく効率化をはかりやすくしました。(いつも散らかっている家からいつ人が来てもいい家へと様変わりさせている最中です。) 余談ですが、小1の次女でも、「これ捨てたくないなぁ」と悩んでるところに、「これショールームにあるかなぁ?」と聞くと、即答で「捨てる!」と言います。なかなか面白いです(笑)
そして掃除で出たものの中から不要な美品はメルカリで売っています。写真撮影の仕方、商品説明の書き方、様々な発送方法を実践で覚えることが、 今後の仕事に活きるからです。やってみると、なかなか興味深く楽しい作業です。
体力が続かないためあまり長い時間はできませんが、毎日少しはミシンを踏んでいます。私にとっての楽しい時間でもあります。
働く母親たちは本当に偉大だなと再認識しました
育児を仕事に例えると、コピーを1枚取るはずがなぜか無限に出てきてしまったり、コーヒーを持って歩いていたら人にぶつかってシャツにこぼしてしまったり。毎日が無数にそんなことの繰り返しだなんて言われますが、子どもたちの幼児期はまさにそんな感じでしたね。今は送迎や反抗期が悩みですが。可愛いですけどね^_^
家事も、最近よく聞く”名前のない家事”も含め、本当に無限にあって永遠に終わりがない気がします。やってもやっても終わらない、寛げるはずの家が職場と化して苦痛空間。(やはり幼児期はまさにそうでした。)
それに加えて外でも責任ある仕事をしているママたちは本当に凄いなって心から思うんです。
手を抜くって具体的にどうやるの?
手を抜かなきゃダメだよ、とよく言われますが、私はこれまで手の抜き方がわかリませんでした。 子どもたちは少しずつ大きくなってきてかなり楽にはなりましたが、今もまだ未成年なので子どもが最優先事項でなかなか手を抜けません。
家事の手を抜くとしても、後回しにしたって誰かがやってくれるわけでもなくその分仕事が増えるだけですし。
ちゃんと栄養や時間を考えて子どもたちに食べさせたい。でも買い物はしてあるけど、しんどいと動けなくて結局一品減ったり夕食が遅くなってしまったり、最悪テイクアウトになったり。 作るのに疲れ果てて食べたら即ソファにバタンキュー、食洗機あるのになぜか結局手洗いしていたり(笑)
こんな私に経営者ができるのか!?悩んだ結果始めに取り組んだのが、先に書いた”ショールーム化計画”と”行動計画表”でした。
そしてとにかく、ものを厳選して不要なものはとことん手放すこと、家事も仕事もやりっぱなしせずやったその場で終わらせてしまうこと、頼れるものにはどんどん頼ること、きれいな家で気持ちよく丁寧に暮らすこと、そして日々のルーティーンを効率化して回すこと。 こんな当たり前すぎることが大事だと今更ながらに学びました。
もう専業主婦ではいられないんです。主婦ももちろんとても大変な仕事ですが、経営者になるとそれに加えて徹底した時間管理とお客さまへの責任がかかってきます。
更に言うと、バレエという美に携わる仕事をする人の心や生活が荒んでいたら、誰も利用したくないですよね。
大変なことだと思います。それでもやりたい、やるときめたこと。
大好きな『バレエ文化の継承と発展に貢献する』という信念があるから。
バレリーナも、大きな怪我をしてしばらく踊れなくなったとき、はじめはとても焦りますが、今できることを考え、普段は気づかなかったことに気づけて、結果大きく成長したりします。
私も今は、”ピンチはチャンス!”
より強く、より成長して復帰するとお約束しますので、今は申し訳ありませんが、しばらくは無期限の延期となりますことをご了承ください。
Instagramではこれからも、ちょこちょこ仕立てたものをアップしていきますので、よろしければご覧ください^_^